犬儒のブログ

当事者のアマチュア文芸雑誌の編集顧問を務めています。『ノルウェイの森』の直子と同病の単純型統合失調症です。

2015-09-29から1日間の記事一覧

僕の文芸評論を少しご紹介します。サナトリウム文学の旗手福永武彦の。ゴッホがモデルの女性画家が出てます。

1971年に発表されたんですが、福永武彦の『死の島』って小説あってね。舞台は昭和29年とかだから、1954年ですね。これはジェームス・ジョイスの『ユリシーズ』の舞台の1904年のちょうど50年後にあたります。 まあ、プルーストの『失われた時…