犬儒のブログ

当事者のアマチュア文芸雑誌の編集顧問を務めています。『ノルウェイの森』の直子と同病の単純型統合失調症です。

「イマジン」によせて(逆さまにしても真実?)

 1971年に発表された、多くの国で国歌の次くらいに好きな人が多いという問題作のジョン・レノンの「イマジン」ってありますが、まったく逆さまのポエムを作ったことがあります。

 「イマジン」は中東の人などに聴いてもらいたいような気がするんですが、日本人には僕のポエムを読んでもらった方がいいような気もするんですよね。

 まあ、ジョンの感じていた現実だと思います

 天国を信じて「ジハド」をしている人がいる限り、こういう想像力も必要だと思います。

 また転載しておきます。

 

 

 

 
「イマジン」によせて

              犬儒

 

想像してごらん 天国があるんだと
考えようと思っても難しいかもしれないけど
僕らの足下には地獄があり
頭上には天国があるんだ
想像してごらん すべての人々が
明日のために生きていると…

 

想像してごらん 国境があるんだと…
実はこれは難しいことなんだ
殺したり死んだりする理由があり
宗教がある
想像してごらん すべての人々が
危機の中で暮らしていると…

 

想像してごらん 所有するものが自分達にあることを
忘れることはできないだろう
欲張りや飢えの必然があり
人はみな他人であらざるを得ない
想像してごらん すべての人々が
生きる場所を争っていると…

 

僕を単なる現実家だと思うかもしれない
だけど 実のところ希少価値なんだ
今日からでも君が自立すれば
君は自分の世界を見つけられるだろう

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