犬儒のブログ

当事者のアマチュア文芸雑誌の編集顧問を務めています。『ノルウェイの森』の直子と同病の単純型統合失調症です。

通院日(単純型統合失調症にゼプリオンで)

 4週間ぶりの通院日になったが、防風通聖散で2,3キロやせたことは伝えた。サプリメントと併用してもいいとのことだったので、DHCの「ダイエットパワー」も一緒に飲もうかと思った。体重今朝で89.6kg。

 

 去年まで、4週間持つというので旧薬のネオペリドールの筋肉注射(デポ剤)だったが、使用許可になる前から、噂を聞いてインヴェガの注射版のゼプリオンにしてくれるよう頼んでおいたのだが、なにか使用しているうちに死亡事故のニュースが飛び込んで来て、ちょっとビビった。

 1万1千人も使用していないのに、5か月で、因果関係は分からないが、21名死亡事故があったとのこと。(死因はまちまち)

 60カ国くらい認可されているが、こんなのは日本だけだったよう。

 日本の精神科医は「カクテル」とも呼ばれるが、多剤併用する傾向があるので、それで、副作用の出方に予測がつかないようだ。

 僕は内服薬でメジャートランキライザーエビリファイロドピンだったが、先月、「ロドピンなくせませんか?」と聞いてみたところ、「うーん、ロドピンは無くせない。エビリファイ無くしますか?」とのことだった。

 エビリファイは第3世代の新薬と言われ、ドーパミン過剰の時は抑え、過少の時は増やし、陰性症状を賦活するという画期的な特徴のある薬だったが、にわかには無くせないと思ったのだが、ゼプリオンの賦活作用がかなりあるのかもしれない。第2世代の薬だが。

 で、今日の処方では、まあ、眠剤であろうロドピン半減期8時間)と睡眠薬レンドルミンとかの処方で、エビリファイは外れた。

 強度の睡眠障害にはメジャーを加えることがある。

 

 これで、まあ、事実上、ゼプリオン単剤の処方というような感じで、あと内服薬は眠剤という感じ。

 ゼプリオン、150mgで元値6万4千円も打ったが、まあ、これからは100mgで元値4万8千円打つことになる。予算けっこうかかってますねー。

 死亡事故の可能性はこれで幾分か減ったか。統合失調症の治療も命がけですね。

 

 「ドーパミンスタビライザー」のエビリファイが無くなったのが気になるが、僕は「陰性症状」というよりは、興味のないことはやる気しないが、あることはがんがんやるので、「選択的退却」みたいな感じでもあるので、なんというか、症状で過敏で不安や緊張が強いのが弱まればなんとかなるのかもしれない。

 

 あと、心理・環境的な事で、家族構成とか成育歴の事を伝えておいたが、

 

・親父が孤児にも近い育ちで喋れるのが不思議なくらいで、とりわけ厳しい。
・オリジナル家族の5人中二人に耳の障害があった。
・医学部入れるような成績で、北大に入れたのに願書がなく、仙台に行ってしまって、煮え切らなかった。

の3点とか伝えておいた。

 祖父は父がゼロ歳の時に事故死しているが、祖母は聴覚障害4級だった。

 生命保険に興味があり、僕にもかけていたようだが、それで6回くらい強制入院みたいになっている。その他、2回任意入院がある。

 僕が1か月入院すると、親父に休業補償が出て8万円くらいになっていた。

 「厳しい」んだが、ゲンコツ教育くらいしかしてなくて、あと学校任せの教育くらいで、僕は都市への適応力を身につけられなかった。

 「不安」とか「緊張」なんてのは、着てる服だけでも随分違う。

 慢性的に金欠で、惨めな思いばかりしてきた。

 僕の「病気」(?)は、多分現代医学では解明できないのだろう。まあ、古典的な田舎と都会の話のようでもあるが。

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