「泣くなー」って怒鳴られて、殴られたりした
完璧な児童虐待ですけどねー。
食うや食わずの働き詰めの農村とかには多かったようですよ。
村上春樹さんが『海辺のカフカ』でちょっとそういうことを書いているので、引用します。
田舎の家庭は暴力で満ちています。親のほとんどは農民です。みんなぎりぎりの生活をしています。朝から晩まで働いて疲れ切っていますし、どうしてもお酒が入りますし、怒るときは口より先に手が出ます。そんなことは秘密でもなんでもありません。子供たちからして、多少殴られたってあっけらかとしておりますし、そういう場合、心の傷はまず残りません。
しかし中田君のお父さんは大学の先生でした。お母さんも、いただいた手紙を拝見する限り、高い教養を備えた方のようでした。つまり都会のエリートの家庭です。もしそこに暴力があったとしたら、それはおそらく田舎の子どもたちが家の中で日常的に受ける暴力とは異なった、もっと複雑な要素を持つ、そしてもっと内向した暴力であったはずです。子どもが自分一人の心に抱え込まなくてはならない種類の暴力です。
暴力を振るうことによって、そのとき彼の中にあった余地のようなものを、私は致命的に損なってしまったのかもしれません。
まあ、サラリーマンになれるくらいの家庭教育も授けられなかったですねえ。
先祖は武士の家系3/4くらいらしいんですが、両親は中卒で、姉は北大卒、僕は東北大学卒になりました。
僕は特に国立大学医学部ストレートで入れたくらいでした。
金がなくて、工学部でもバイトばかりしていて劣等生でした。
別に今でもヤブ医者くらいは判別付きますよ。
うーん、まともにサラリーマンできる教育授けられたとも言えないですねえ。
百軒に一軒の貧困さでした。
なにができるって言うの。
18位です。ありがとうございます。