犬儒のブログ

当事者のアマチュア文芸雑誌の編集顧問を務めています。『ノルウェイの森』の直子と同病の単純型統合失調症です。

コアに陰性症状の人は疎通性が悪く、病識もないらしい

 ブログで有名なkyupin先生という方の所読んで勉強しているのですが、現代日本は食品添加物とか環境ホルモンとかいろいろで「器質性」の障害は増えているけど、「内因性」の統合失調症は減っているらしい。

 診察室の実感だと、統合失調症の発病率は0.8%くらいから0.4%くらいまで減ってる実感があるとのこと。

 陰性症状でも病識無いとかあるらしい。「別に普通です」とか思うらしいんですが、見るからに氷っちゃってるような感じで「疎通性」ない人、デイケアでも見かけます。

 そうならない人は、コアには統合失調症じゃないようですね。総合的になんかの加減で精神障害ということになっている。精神障害で一番つけやすい病名は統合失調症です。

 レセプトの関係とかいろいろあるし、統合失調症だと診断しておけば便利?とかあるようですね。

 プレゼント交換したYさんも、人懐っこくて可愛い感じなんですが、疎通性良い感じです。週のうち6日間くらい頭痛があって、ときおり重い離人感とか感じるようですが、コアには統合失調症ではない感じです。

 まあ、僕もそうですね。

 内気ですが、懐いちゃうとべったり、くらいですか。

 「にほんブログ村」でも生物学的には統合失調症じゃなくて、なんかの加減でそう診断されているけど実は違うという方も多いかもしれません。

 昔は「分からなかったら精神分裂病」にするというセオリーがあったんですが、今は「分からなかったら発達障害」らしいですが、多少残ってますね。

 シュナイダーでしたっけ、「プレコックス感」とかありましたけど、まあ、疎通性の悪さの感覚が一番の判断材料でしょうね。

 鬱病の疾病妄想で「不治の精神病にかかってしまった」とか思いこむこともあり得ますし、ご自分の病名については、あまり決めつけないで留保しておいた方がいいと思います。他の可能性にも当たりましょう。

 1990年代に発達障害の概念が広まる前、「精神分裂病」と診断されていた人でも「自閉症」とか、診断のひるがえった方などもいます。

 

 まあとにかく、絶望することはないです。統合失調症も軽症化して治療薬も良くなっています。

 精神病理学者の内海健さんは「精神分裂病とは根源的疎外である」と述べていますが、テレビでもレジャーでも、楽しめることがあるなら是非楽しみましょう。

 

  28位です。行けー、突き抜けろー、現代のフランツ・カフカ達よー!

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