犬儒のブログ

当事者のアマチュア文芸雑誌の編集顧問を務めています。『ノルウェイの森』の直子と同病の単純型統合失調症です。

主治医が往診に来てくれました。初診以来25年で初めてまともに診察してもらえました。

 ブログ二日サボってしまいました。すいません。

 まあ僕は北海道の旭川市から北60kmくらいの士別市多寄町という所に住んでいるのですが、市の人口も2万人くらに減っちゃって、士別郡多寄村、みたいな感じですね。

 引っ越して、15年以上くらい経ったのかな、前は3kmくらい離れた所で稲作農家とかを営んでいました。まあ、離農ってやつですね。

 若いころ、工業サラリーマンとかの方が儲かるかなあ、と思って、南関東の方で、学卒で研究職みたいのやってたんですが、無理だー、の世界でしたね。毎日午前3時くらいまで勉強とかして、7時半に起きていました。そういう生活が3年以上続きました。

 いろいろあったんですが、自動車学校で仮免学科試験を半年で受からず退学したというような事で、休職になって郷里に帰ってきました。

 親父が生命保険で儲かるからというような事で、精神科に入院させたりしていたのでこんがらがりましたね。

 田舎で就職活動をしても「なんで上場企業辞めてうちなんかに来る」とか思われたら、健康上の不安とかあると思われて仕事取れず、また都会とかに仕事に行くと孤立してにっちもさっちもいかず、体調を崩して帰ってきて、親父がまた入院させるんで、いつの間にか精神障害認定されるようになった感じでしょうか。

 実のところ、まともに診察されたことが一回も無いので、なんの病気かわからないくらいです。限界過疎医療って感じですか。

 「内気な田舎者の心労」くらいの感じかなあ?

 入院させられたので、鬱病の疾病妄想みたいな感じで「自分は不治の精神病にかかってしまった」とか思いこんで、本で調べて単純型精神分裂病かなーと思っていたのですが、どうもこれは「二重帳簿」だったようです。

 田舎では、「田舎者で馬鹿」くらいでも、どうしようもないので精神分裂病という診断名にして福祉の対象にするとか、そういう慣例になっていたようでした。

 田舎の精神科医は診察もろくにせず「単なる馬鹿」みたいな診断で、ある意味での誤診をしていたようです。それでも日本では「精神分裂病」ということで、病名は一応合っているんですね。「二重帳簿」ですね。

 一応単純型統合失調症とか、統合失調症の40例に1例くらいあるんですが。

 

 Yさんの話、前書きましたが、15歳年下の女性と何回か会ってたんですが、「他に好きな人が出来たの」とか言われて憤死。それ以来、病院に行くモチベーションの半分以上がなくなっちゃいました。

 家で休んでいられるのが楽で、外出困難みたいになっちゃって、2月以来病院に行ってなかったのですが、20日水曜日に主治医が往診に来てくれて、2,30分くらい話を聴いてくれました。

 あとゼプリオン100mgの筋肉注射。内服薬はありません。

 まあ、貧困問題とか、家庭教育問題とか、生まれつきの気質のような問題ですから、統合失調症の薬が効くかどうか半信半疑なのですが、まあ強い分裂気質なので、一定の効果はあるかとも思っています。

 分裂気質は短くまとめると「孤立しやすく、羞恥心を感じやすい」という性格類型です。

 ゼプリオンは「不安や緊張を鎮め、賦活する」というデポ剤です。

 変な表現かもしれませんが、例えば「ファッションに関する慢性的な劣等感」などに効果があるんじゃないかと推測しています。

 まあ、精神疾患はまだ未解明でファジーな領域ですから、アバウトでしょうがないという感じかな。

 

 初診以来25年くらいで、初めてやっとまともに診察してもらえた感じで良かったですよね。脱力出来た感じで、ほっとした感じで、かえってブログを2日休んでしまいました。 

 インターネット時代なので、こういう事を僕も田舎から全国に報告できるようになりました。

 まあ、かなりアバウトな日本の精神科医療のようですね。

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  ↓38位です。昔はなんだかわけのわからない不適応者とかいっぱいいましたね。

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