犬儒のブログ

当事者のアマチュア文芸雑誌の編集顧問を務めています。『ノルウェイの森』の直子と同病の単純型統合失調症です。

古代ギリシャ犬儒学派哲学者ディオゲネスの超かっこいい2ショット。犬儒は「シニカル」の語源だね。

 ある日評判を聞きつけて大王と呼ばれる者がディオゲネスを訪ねた。
 ディオゲネスは寝床にしている樽の側で日向ぼっこをしていた。
 大王が供の者を引き連れて側に寄ってもディオゲネスが平然としているので大王は尋ねた。
「汝は余が恐ろしくないのか?」
「あなたは良い者か、それとも悪い者か?」
「無論、良い者だ」
「では誰が良い者を恐れよう」
「なにか賜めてつかわすが所望のものはないか?」
「あなたのおかげで私が日陰になっている。日向ぼっこをさせてくれ」
 あとで、大王は供の者に「私はもし自分がアレキサンダーでなかったとしたらディオゲネスになりたかった」と語った。

 

 

 

マイクロフト・ホームズ(Mycroft Holmes)は、アーサー・コナン・ドイル推理小説シャーロック・ホームズシリーズ』の登場人物。シャーロック・ホームズの兄で、7歳違い。

いくつかの官庁で会計検査の仕事をしており、表面上は下級役人だが、実際にはその卓越した頭脳で政府の政策全般を調整する重要なポストにある。シャーロックはマイクロフトを政府そのものだというほどで、「活動的でさえあれば私より優れた探偵になれたであろう」と評している。

人付き合いが嫌いな人間ばかりが集まった「ディオゲネス・クラブ」の創立発起人・会員である(人付き合いが嫌いな人間ばかりが集まるため、このクラブには「来客室以外で口をきいてはいけない」等の変わった規則が存在する)。

ウィキペディア「マイクロフト・ホームズ」より)

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 ルネッサンスの三大天才の一人、ラファエロの「アテナイの学堂」、中央の天を示すプラトン、地を示すアリストテレスのすぐ足もとあたりに寝転がっているのが、ディオゲネスです。

 

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