犬儒のブログ

当事者のアマチュア文芸雑誌の編集顧問を務めています。『ノルウェイの森』の直子と同病の単純型統合失調症です。

「田舎者、頭悪い、貧乏」の三重苦で精神科に入院したら、だいたい「ブンレツビョー」に認定されてたよ?

 「精神分裂病」から「統合失調症」への病名変更が2002年か。もう13年も経ったんだね。

 何でもかんでも「ブンレツビョー」ってことにしてた割に、スティグマ感とか強かった病名だったね。

 昔は「よくわからなかったら精神分裂病と診断名を付ける」という公式のようなものがあった。最近は「よくわからなかったら発達障害と診断名を付ける」んだって。2011年からは特に、発達障害でも障害年金を受給できるようになった。

 ちなみに甥が発達障害と診断されている。

 先祖の方は聴覚障害者の家系だな。後天性だけど。

 うーん、覚えてるけど、高校卒業までで、お使いした回数が1回、自分だけで服買った回数が1回、電話かけた回数が3回だったかな。中学高校で読んだ本が720冊と試算したが。→の略歴にも書いているが、市街地まで5kmの農家だった。

 

 「認定」というのも変な表現かもしれないけど、障害年金制度とか適応されるしな。

 知的障害で認定頼まなかった人が、精神障害で認定されて所得補償されるなんて事は今でもごく当たり前の事だと思うよ。でも自分は「ブンレツビョー」だと思いこんじゃって、ダメージ受け続けてグロッキーとか。

 推定は難しいが、病棟の1/2くらいは知的障害者くらいの感じするなあ。偶然知能が低い人とかは見ただけじゃ分からないし、自分でも知的障害者じゃないとずっと思ってたんじゃないの?

 IQ130くらいの人なら、IQ70の人も同じくらいの人数いるって、推測してると思うんだけど、全然そんな事考えないで生活してる人もいるからなあ。まあ、小中学のクラスに一人ずついるくらいなんだけど。

 IQ130の人なら、頭悪い人をどうしようかとか悩むかもしれないけど、やや頭悪目の人とか、俺より馬鹿がいたとか喜んでるのがよくあるパターン。

 昔の国民の「ブンレツビョー」のイメージなんて「性格の邪悪な知的障害者」くらいのもんだったんじゃない?

 

 障害者白書の既婚率のデータによると、既婚率が身体60%、知的2.3%、精神34%だったかな。精神障害者そこそこ甲斐性ありそうだけどねえ。雇用対策とか、遅れちゃったねえ。20年くらい前かな、職安に行ったら国家公務員の職員に「あんたどうせ薬飲んでるんでしょう!」とか恫喝されて排除された事とかあるよ。もう、ナチスドイツのホロコーストの世界だね。権威主義的パーソナリティーの小役人とか、現代でもいるんだねえ。

 仕事取れなくて金なかったら、さすがになんぼ甲斐性あっても結婚できないよねえ。女性の既婚率がかなり高いだろうね。国際的統計によると、統合失調症の平均発病年齢が男性28歳、女性33歳だから、女性はすでに結婚しているケースもかなり多い。

 日本の民法の770条の一項の4は現代では回復不能な精神病はないという考えになっているので無効となっている。

 

(裁判上の離婚

第770条
    1. 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
配偶者不貞な行為があったとき。
二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。

 

 たまに自分の不貞では離婚できないって、知らない人すらいるが。(爆)

 たまにジョークかまさないと。まあ、結婚は生涯最大の契約でもあるだろうね。

 耳タコの話はもう書かないどくかな。

 精神科入院なんかしたら、市内とかで大きく信用を失墜するだろうね。もう障害認定して所得補償でもするしかない感じかもしれない。俺も土木の測量助手の仕事くらいにしか就けなかった。まあ、農家出身で接客能力とか低いんだが、夏の午後1時の炎天下の暑さに耐えられるような特性はあるんだが。

 しかし、親父が良くほいほい入院させるよねー。親父、神経ないような所もあるしなあ。あんまり社会の事をよく考えてる人物とは言えないな。復職できたら、生涯賃金2億円だったのにねえ。

 ほんと元は「内気な田舎者の不適応」くらいの話だったんじゃないかな。病気じゃなくても、あんなけ成育環境が悪くて都会とか行ったら、つぶれるよね。

 親父あとで「怠けていたので懲罰で入院させたー」とかも言ってたよ。肉体労働のノリで頭脳労働できるわけないのにねー。中卒はやっぱり中卒なのかなあ?

 それで、自傷他害の恐れもなく、幻覚も妄想もなく、医師並みの成績の人物(俺)が閉鎖病棟に実質強制入院になるというわけのわからん事態になった。

 思考障害はあったが、まあ、家族の聴覚障害の2次障害だったかも知らんな。会話少ない割に本読み過ぎたとか。それでうるさい内地とか行って混乱したかなあ? 主治医には家族の聴覚障害の事なんか、まったく聴きとられた事はない。それで反治療的な処置とか、いっぱいされたんじゃないの。「馬鹿に鎮静剤」みたいな処方とか。

 出来る仕事も出来なくなっちゃうよね。

 まあ、医者も、父親:中卒の農民、息子:東北大学卒の研究者、なんてパターン想像もしてなかったんだろうな。限界過疎医療でまともな診察時間も取れないし。家族構成や成育歴どころか、職業すら問診された事はない。

 そのあと、札幌でビル管理の仕事をしばらくやってた事があるが、札幌の精神科医が、紹介状の処方とかまったくでんぐり返してドグマチールスルピリド)を処方していた事は覚えている。旧薬だが、賦活作用のある薬だった。

 しかしなあ、まあ、貧困問題とか、家庭教育問題とか、生まれつきの性格の問題だったりするから、まあ、もうどうしようもないって感じもするねえ。

 ええと、話がまとまらんかな。最後に一言。

「絶望は死に至る病である。」(キルケゴール

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↓23位です。おそらく生命保険で黒字になるらしき建設作業員の人とか、開放病棟で麻雀卓2卓囲んでわいわい盛り上がってた。ささやかな冬休み? 何がきついったって、独身が一番きついよ。グロッキーにもなる。今はもう市立病院には精神科入院病棟はない。

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