犬儒のブログ

当事者のアマチュア文芸雑誌の編集顧問を務めています。『ノルウェイの森』の直子と同病の単純型統合失調症です。

まだまだ青春だー! まあ、大卒者とか気が若いしなあ。ガキみたいな連中が増えてる日本かなあ?

 まあ、今53歳なんだけど、地元の高校行ってた頃、また定時制クラスなんかもあってな。卒業式の余興で演歌歌ってたりするの。

 まあ、昔は早く大人にならければいけなかったんだけど、大学行けたら、まだモラトリアムってか、迷う時間をもらえたような感じかなあ。

 日本も様変わりしたよねー。

 俺の頃で、国立大学の学費が月1万5千円で、日本育英会奨学金が2万6千円だった。ちなみに寮費が食費抜かして4千円とか。だから、家で無職でぶらぶらしているより大学行った方が安かったんだね。国策で人材を養成していた頃かなあ。

 事情わかんない俺より若いくらいの連中が、掲示板で、親に大学行かせてもらえたー、なんて書いてる事あるんだけど、まあ、高卒かなんかで事情知らない連中かもな。

 6年(インターン入れて8年)の医学部行けたのに4年の所にしか行けなかったから、金なんか全然無かったんだよな。

 「食いぶち」なんで言葉も今では死語になってるのかなあ。

 留年したらテレビ局でバイトしてたりして、仕送りをほとんど貰わなかったりした。

 バイトしないで済むくらいの学生とかは、成績伸びたりするんだけどねー。まあ、いたしかたない。

 

 ほんと、日本も様変わりしたよねー。

 『社会的ひきこもり 終わらない思春期』斎藤環、PHP新書、1998

 って、読んだけど、確かこの本で日本に「ひきこもり」という言葉が定着したんだったかな。もう17年前になるか。斉藤環さんは俺と全く同学年くらいの人みたい。

 俺の頃でも大学生のモラトリアム現象とか言われていたが、中高の大きな不登校現象も、ひきこもりも、もちろんニート現象とかもなかった。

 昨今では「電子の密室」とかいろんな状況があるようだね。俺が高3の時で、部屋にあった電化製品は照明と短波ラジオだけだった。

 生産するまで消費できないくらいの時代というか、うちの貧困度だった。

 大学生に関して、「モラトリアム世代」の前は「全共闘世代」だもんね。相当古いよね。あとは「パフォーマンス世代」とかも言われたが、用語定着しなかったかな。

 まあ、石油ショック後の不況で大学の単位認定なんかも厳しくなって留年が増えたような事も考えられる。全共闘世代とかは、全然勉強しないで卒業したりとかしたらしい。

 だいたい、団塊の世代全共闘世代くらいかな。もう定年退職しちゃったくらいか。戦後70年だもんね。まあ、第1次ベビーブームの世代だね。

 「高度経済成長戦士」みたいのはもうちょっと上の世代だね。戦中に小学生だったような。

 

 うーん、平成不況が20年くらい続いてなあ。学生の就職とかは「氷河期」と言われたね。

 資産家の子弟とかはニートになる事多いんだよな。職業ないと恥ずかしいので、税務署に「作家」とか開業登録してフリーランスのライターやってるとかね。

 貧乏なのに資産家の真似してニートやってる人もいて、「俺、結婚したら働くんだー」とか言っててプー太郎やってて、結婚したら建設作業員やってるなんて話もある。

 江戸時代くらいからある、商店の馬鹿旦那、みたいなのとか、いろいろだな。

 俺は貧乏農家の出身で、上場企業で研究職をやっていた。今は障害認定されてまあ年金生活。投資でも幾分か儲かっていて、年収200万円。うーん、まあ、広義の精神障害で、統合失調症という診断名は便宜的なものかもしれないね。生家の5人家族で耳の障害が二人いた。

f:id:kennju:20150707172806j:plain

 

↓45位。「虚栄心ばかり強い怠け者の馬鹿」でも「性格の損な未認定の知的障害者」でも何でもかんでも診断名「ブンレツビョー」だったよ。幻覚も妄想もない「ブンレツビョー」患者なんかわんさかいたよ。今はきちんと細かく区分するようになったねえ。

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ