犬儒のブログ

当事者のアマチュア文芸雑誌の編集顧問を務めています。『ノルウェイの森』の直子と同病の単純型統合失調症です。

よくわからんけど、昔は「精神分裂病」って「性格の邪悪な知的障害者」程度に思われてたんじゃない?

 8月15日ですねー。

 今日はインドの独立記念日。ほんとだよ。1947年、記念すべき第2次大戦終戦の日に合わせたんだろうね。2年後のことだった。

 それで、ヒンズー教のインドでお盆が祝日になっているという面白い事態になった。僕はこれを「お盆逆輸出」と呼んでいる。

 リチャード・アッテンボロー監督の映画『ガンジー』とかも観たけど、イエス・キリストに似たような魂の持主だったのだろうなと思った。「右の頬を打たれたら左の頬を出しなさい」とか、普通できないけどね。例の非暴力主義だね。それで独立を勝ち取った。

 ガンジー自身はヒンズー教徒だったけど、各種の宗教の経典とか読んで研究したらしいよ。

 アイデンティティ論で有名なE.H.エリクソンガンジーの評伝書いている。

 相対性理論アインシュタインガンジーに関して、「これから何世代か後の人たちは、このような人間が生きて地球上に実在したことをとても信じられないだろう」と述べたそうです。

 

 権力欲ばかり強い小者の俗物とかもわんさかいるのに凄いよね。

 なんか精神科に入院していたら、このような人物までいた。

 

 

 僕以外にノートを書いている人が一名だけいるが、年取った痩せた女性でアルファベット二十六文字を書いてナースステーションの看護師に見せに行く。床に座って禍々しい目線で高慢に見せびらかす。狂気というイメージがする。(『暁』犬儒

 

「あと、一般論なのですが、傲慢な性格な方はしょうがありませんね。病的に傲慢な性格な方などもいます。人格障害というような区分もあるんですが、過度に卑屈になるというような『発病』をしたあと病院におられたりとか、医師によっては精神分裂病という病名にしているケースなどもあります」
「いるような気がします」僕も確かに病棟で見受けた。「自分の愚かさゆえに人が愚かだと思いこんで人を馬鹿にしたり偉ぶったりするような人がいますね」アルファベット二十六文字をノートに書いていた禍々しい目つきの老婆のことを思い出した。(『暁』犬儒

 

 

 まあ知能がかなり低い自己愛性パーソナリティ障害者なんだろうね。

 こういうのとか、何でもかんでも混ぜこんで診断して、昔の医学者とかが「精神分裂病は人格の病である」とか言ってたんだろうね。今は「統合失調症は思考の病である」と言われる。

 パーソナリティー障害者は人口の14%程度いるらしい。自己愛性PDで「傲慢」「怠惰」でそれでさらに「無能」だったら箸にも棒にもかかんないから入院でもしてるしかない。ジョン・レノン殺害犯なども自己愛性PDだったと思う。

 PDでは福祉の対象にならないので、昔はほんとに誤診していたかもしれないが、最近はわざと不作為に「誤診」しているかもしれない。精神科医も嘘付くときは嘘付き通す。

 まあ、人間は大雑把に分けて良い人と悪い人がいる。

 自己愛性PDの人とか、「虚栄心ばかり強い怠け者の馬鹿」とか、俺はやり玉にあげるんだが、「ブンレツビョー」にいろいろ混ぜ込まれちゃっていたのが実態だろうね。

 箸にも棒にもかからない奴ら、精神障害にでも認定して福祉の対象にするしか、社会を安堵する方法はない。

 

 ええと、もうちょっと『暁』から転載するかな。

 20年以上くらい前の公共職業安定所の状況だが、

 

 

 ハローワークに行って精神分裂病で入院していたという診断書を出して傷病手当をもらうが、次の職探しの前に就労可能という診断書を持って来いと言われる。病院に行って診断書を書いてもらうが、「六時間就労可能」とのこと。ハローワークではそんなのでは仕事は別に取れない。
「八時間就労可能というのは実の所サービス残業などがあるケースも多いと思います。六時間就労可能ならば実際に普通に六時間就労可能だと思います。幅広い職務に適応できる柔軟性があると思います」などと言ってみるが、実の所田舎のハローワークでは就業できる仕事が見つからない。プログラマーの求人など無い。
 これじゃ駄目だというので、頼んで病院で八時間就労可能の診断書を書いてもらってハローワークに持っていくが、求人票があるのでここの仕事は出来るなどと職員に言うと「あんたどうせ薬飲んでるんでしょう!」とか恫喝されて紹介してもらえない。
 なにかとんでもない状況になっているようでもある。
 別な日にハローワークに行って求人のあるところに応募したいというと、女性職員が電話をして、「精神障害者の方がとそちらに応募したいそうなんですが。あ、だめですか。がっちゃん」「精神障害者の方がとそちらに応募したいそうなんですが。あ、だめですか。がっちゃん」「精神障害者の方がとそちらに応募したいそうなんですが。あ、だめですか。がっちゃん」とか応募を頼んだところ三箇所くらいに電話して全部話をぶち壊している。どうも精神分裂病と「変質者(反社会的精神病質者)」を取り違えられているようだ。
 診断が精神分裂病ということで精神障害者ではないと言ってみたが、女性職員は精神障害者を雇用する義務は何処にもありません、という。非常に難しい仕事をやっていてバランスを崩した程度の病気ですが、と説明してみるが、「簡単な仕事はありません」とか、取り合ってくれない。
 とんでもない状況になってきている。
 何処も責任を取ろうとしない。
 生活が成り立たない。
 何処に相談すればいいのだかわからない。

『暁』

犬儒のHP〜本格派「当事者」雑誌

 

 

 こんなもんでしたよ。ナチスドイツの権威主義的パーソナリティの小役人みたいですよね。強きを助け弱きをくじく、みたいな奴いるんだよな。知らん人もいるかもしれないけど、ホロコースではユダヤ人以外にドイツ人の精神障害者なども犠牲になった。

 ウィキペディアでいくらでも概略調べられるので、興味があったら調べてください。

 

 「怠けていたから懲罰で入院させたー」という中卒の農民の父親のせいで、にっちもさっちもいかない状況になっていた。

 最初いた機械部品メーカーで研究職をやっていた時は毎日寮で午前3時まで起きて勉強をしていた。寝坊すると当日に有給を取ったりしていたが、自動車学校で仮免学科試験を半年で取れず、休職になって帰郷した。

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↓25位です。「フツー」の人は自分が「フツー」だと思ってる。立派な人は「自分は能力が足りない」と思っている。
道徳や宗教は理想的人間像を前提に考えるが、法学は平均的人間像を前提に考える。

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