拙者、もののふの血統3/4らしいよ。祖母ちゃんが再婚して、親父は道北で稲作農家やってたんだけど。
けっこう珍しいよねー。江戸時代とかはみんな百姓くらいだったのにねー。
ええと、7割以上くらい百姓だった? 昔は身分階級制度が固定化されていてなー。百姓の子はどんなに才能あっても百姓だったんだよなー。
ええと、「日本史」犠牲にして受験勉強やってたんで、よく覚えてないんだけど、名主とか庄屋なんかも武士扱いされたんだっけ?
なんか忘れたけど、亡くなった祖母ちゃんの話聞いたら、桑の葉摘んでカイコにやったとか言ってたんで、半農半士くらいの感じだったのかなあ?
祖母ちゃんは学校に6年しか行ってないけど、祖母ちゃんの弟で早稲田大学卒業して農協に勤めてた大叔父さんとかもいたよ。昔の時代に、金かかりそうだけどねー。
今はちょっと変わったかもしれないけど、岩手県胆沢郡金ヶ崎町というところで祖母ちゃんは生まれて、子供の頃、医療が進んでなかったので、中耳炎かなんかで聴覚障害4級になっちゃって、まあ、家柄の低い武士の流れの家から祖父さんが婿養子になる形で結婚した。
それで、北海道小樽市に渡って、祖父さんは小樽港で港湾労働者をやっていた。
それで親父が生まれて間もなく、子供5人くらい残して、労災で事故死。
『蟹工船』の小林多喜二が虐殺されたのと同じ、昭和8年のことだった。
子供5人くらいって、アバウトだけど、祖母ちゃんは計12人子供産んだんだって。ちょっと分からなくなっちゃうよね。
祖父、享年33。
このあと、祖母ちゃんは子供連れて親戚を頼って、上川管内和寒町に北上。士別市のやもめの農家と再婚した。
義理の伯父とかもいたんだが、満州に行っていて、農業は継がず。こっちの家にも伯父さんいたんだけど、9歳上で独立してたような感じかな。
結局親父が義祖父から土地を買い上げる形で農業を継いで、叔母3人を養ったような形になった。
貧乏というか、借金でマイナスの財産だもんねー。俺が高校の頃にやっと農協に借金返せたらしい。その頃親父がグローブ二つ買ってきてキャッチボールしたのを記憶している。ちょっと遅かったね。小学生の時にグローブ欲しかったね。
「減反政策」とかいろいろあったっけなー。北海道は水田の9割が休耕転作の対象になった。
今は地球温暖化で内地暑過ぎて、北海道米に人気があるようだ。
うーん、武士って、戦士ってイメージも強いけど、まあ、昔の公務員みたいなもんか。
珍しいよね。百姓の流れのサラリーマンとかもかなり多いのに、武士の流れの農民とか。
祖父さんが事故死してなかったら、親父ももうちょっとましなステータスになってたかなあ。まあ、そうしたら、俺もこの世に存在してないんだけどな。俺は33歳で初めて恋人が出来た。時代も変わるもんだよねー。
それで、親父は片耳の聴こえないお袋と最初のお見合い同士で結婚した。お袋も母方は武士の流れだったらしい。
というわけで、俺は武士の血統3/4くらいらしい。
聴覚障害は二人とも後天性らしくて、自分の耳に関しては心配していない。代わりに近眼で歯がボロボロだったりするんだが。
小学1年生の頃からベートーヴェンのレコード聴いて指揮者ごっこをしたりしていた。最近は中島美嘉ちゃんが病みつきになったりして、困るくらい。
祖母ちゃんの聴覚障害4級だと障害年金は当たらんな。手帳は当たるんだけど、補聴器とか、特殊な電話機とか、バスの半額パスは当たった。昭和8年頃だと、補聴器なかったんでたいへんだったろうな。
それで、なんで喋れるか不思議なくらいの親父が82歳で同居している。まあ、昔は大家族とかだったから、喋れるんだろうね。
まあちょっとディスコミュニケーションの要素強い犬儒家だけどな。
俺はまあ、会話少なかったけど、本ばっかり読んでたので、ペーパーテストは滅茶苦茶強かった。両親は働きづめで家庭教育どころじゃなかったんだけどな。
それで、俺は現在はアマチュアながら、文学活動で活躍中って感じ? あんまり組織とかには合わないようだねえ。
うーん、農家も人材の宝庫だった時代よりは枯渇しているかもしれないが、まあ、俺は士別高校首席卒業とかだったな。
それで、百軒に一軒の貧困度×百人に一人の秀才度という、存在確率0.01%の、珍しい俺のキャラクターが形成されたわけかなあ。ほんと、ただの統合失調症でも1%近くいるのにねえ。
ええと、今日はお話これくらいにしておきます。
ドイチェ・高配当インフラ関連株(米ドル)毎 12,649円( +2円)
アムンディ・欧州ハイ・イールド債権(リラ) 7,105円( +53円)
ピクテ 新興国インカム株式(毎月決算型) 3,200円( -6円)
評価額 3,558,205円 損益+1,051,408円
投資金額4,538,099円 受取分配金2,031,302円
↓24位。存在確率0.01%だったら病気みたいになっちゃうかもなあ。内気だし。