障害者白書の嘘、誤認に基づく福祉政策
平成25年版「障害者白書」の図表の転載ですが、統合失調症を発病したのが何歳かというの、真ん中の段に書かれていますが、「十歳未満発病」がなんと15%くらいカウントされている。
統合失調症は「思考の病」と言われますので、言語表現能力ができる15歳以下くらいでは、身体表現の症状になります。
無為自閉、感情鈍磨などの症状が、「精神分裂病」と誤認されたのです。
1990年代の前くらいは発達障害の概念が進んでおらず、「分からなかったら精神分裂病」と診断するルーチンでした。
精神科病院の廊下を行ったり来たりしている、ほとんどなにも喋らないような人は、別に統合失調症ではなくて、元自閉症児だったりするんじゃないかな。
その数、おおよそ10万人程度。
10歳~19歳発病も、アスペルガー症候群の発達障害の人なども混じっているでしょう。
政府・行政は二重の罪を犯しているのですが、発達障害者福祉の遅れと、精神障害者福祉への誤謬です。
図を見ると、統合失調症の平均発病年齢、20歳以下くらいにも見えますが、諸外国の見解によると30歳くらいです。
日本全国で30数万床の精神科入院病床がありますが、このうち20万床以上は統合失調症患者ともされますが、上記のように、発達障害者が10万人くらい「誤診」されています。医師も「誤診」しないと年金や福祉が切れてしまったので、不作為に分かっても誤診を続けています。2011年にようやく発達障害でも障害年金が認定されるようになりました。
ということは入院している統合失調症患者は10万人かそこら。
このうち、「性格の損な未認定の知的障害者」が1/4程度は居ると考えられます。
あと、箸にも棒にもかからない、無能なパーソナリティー障害の人なども入院しています。
で、結局全国の三十数万床のうち、統合失調症患者は5万人程度?
まあ、全般、衰弱したような人なども多く入院しているでしょう。
予算不足で診察時間が足りず、正確な診断もろくに行われていません。
平均発病年齢を誤認して、的確な福祉政策が出来るでしょうか??
もう20年くらい前の話になりますが、保健所に就労の相談にいったら、「作業所で5年くらい働いて信用を付けなければいけない」とか言われたですね。上場企業研究開発部員が。
役人なんて、何もやる気なんかないんです。
鋭意、社会活動をしていきましょう。
あまりにもいい加減な事が社会でまかり通っています。